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変形性関節症の主な症状と治療方針

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「年齢のせい」で終わらせず、痛みを取りにいきます

変形性関節症は、関節の軟骨がすり減って痛みが出る病気です。「年齢だから仕方がない」と言われがちですが、痛みを和らげ、関節の働きを保つためにできることはたくさんあります。当院では触診とエコーで痛みの原因を見極め、リハビリと注射を組み合わせて治療します。

こんな症状、心当たりはありませんか?

  • 歩き始めや階段の上り下りで膝が痛む
  • 立ち上がるときに関節が痛い
  • 膝に水がたまって腫れる
  • 膝がO脚に曲がってきた
  • 指の関節が太くなって曲がってきた
  • 痛みで動かさないうちに、関節が硬くなってきた

「ひとつでも当てはまる」と感じたら、早めにご相談ください。

変形性関節症とは

関節のクッションである軟骨が長年の使用によってすり減り、関節が変形して痛みが出る病気です。膝・股関節・指など、体重や負担のかかる関節に多くみられます。

痛いから動かさない、動かさないから筋力が落ちてさらに動きにくくなる——この悪循環を断つことが治療の要になります。

また、関節の変形があっても、実際の痛みの原因が周囲の筋肉や腱にあることも少なくありません。「変形しているから痛い」と決めつけず、痛みの本当の原因を探ることが大切です。

診断 ─ 当院での進め方

症状とレントゲン検査で診断します。関節の隙間が狭くなっていること、骨棘(とげ状の骨)ができていることなどを確認します。

当院では、痛みの原因が本当に関節にあるのかを、関節エコーと触診でていねいに確かめます。関節リウマチとの見分けのために血液検査を行うこともあります(高齢の方ではリウマトイド因子が陽性でもリウマチではないことがあるため、慎重に判断します)。

治療

01 薬物療法・注射

痛みが強い時期は消炎鎮痛剤(NSAIDs)の内服や外用薬で炎症を抑えます。膝にはヒアルロン酸の関節内注射を行います。関節の周囲の筋肉や腱に痛みの原因がある場合には、エコーで確認しながらハイドロリリースやトリガーポイント注射を行うことも有効です。

02 リハビリテーション

太ももの筋力トレーニングと関節の動きを保つ運動が治療の柱です。膝を支える筋肉がつくと、関節にかかる負担が減って痛みが軽くなります。杖や膝サポーターといった装具の活用もご提案します。体重が関節への負担に直結するため、必要な方には減量のお手伝いもします。

03 手術療法

症状が進み、日常生活への支障が大きい場合には、人工関節置換術などの手術を検討します。その際は専門病院にご紹介します。

「痛み止めと湿布を出されるだけだった」という方も、どうぞご相談ください。痛みの原因を見極めることで、できることは変わります。

執筆者

さいとう整形外科リウマチ科日進分院 院長

滝澤直歩

日本リウマチ学会認定 リウマチ専門医・日本リウマチ学会認定 リウマチ指導医・日本内科学会認定医・日本内科学会認定 総合内科専門医・日本腎臓学会 専門医

経歴

2002年

長野県立長野高等学校卒業

2002年

愛媛大学医学部医学科入学

2008年

愛媛大学医学部医学科卒業

2008年

福岡徳洲会病院初期研修

2010年

福岡徳洲会病院総合内科後期研修

2013年

亀田総合病院リウマチ膠原病内科後期研修

2015年

中部ろうさい病院リウマチ膠原病科 医長

2018年

中部ろうさい病院リウマチ膠原病科 副部長

2020年

中部ろうさい病院リウマチ膠原病科 部長

コンテンツ監修

さいとう整形外科リウマチ科 院長

斎藤究

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

日本整形外科学会専門医・日本リウマチ学会専門医・日本整形外科超音波学会会員

経歴

1999年

国立浜松医科大学卒 国立国際医療センター 内科研修医

2001年

東京災害医療センター 救命救急レジデント

2002年

刈谷総合病院 整形外科

2006年

名古屋医療センター 整形外科リウマチ科 /
名古屋医療センター 卒後教育研修センター指導医

2010年

Los Angeles Veterans Affairs hospital留学

2011年

さいとう整形外科リウマチ科平和が丘に開院

主な著書

あなたも名医! 運動器エコー 痛みの臨床など6著書(共著含む)