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「関節リウマチかも」と不安になったら、何科にかかるべき?早期受診の重要性を解説

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悩む女性

朝起きたときに手がこわばる、指や手首の関節が腫れて痛むなどの症状が続くと、「関節リウマチかもしれない」と不安になる方もいるでしょう。

一方で、「整形外科と内科のどちらに行けばいい?」「普通の整形外科でも診てもらえる?」と、受診する診療科に迷うこともあるかもしれません。

結論として、関節リウマチが疑われる場合は、リウマチ科や膠原病・リウマチ内科、またはリウマチを専門的に診療している整形外科への受診がおすすめです。

関節リウマチは早い段階から治療を始めることが重要な病気です。

この記事では、関節リウマチが疑われる場合に何科を受診すればよいのか、受診を考えたい症状や早期受診が重要な理由について解説します。

関節リウマチかもと思ったら何科を受診する?

関節リウマチが疑われる場合は、リウマチを専門的に診療している医療機関を受診しましょう。

診療科 特徴
リウマチ科 関節リウマチをはじめとするリウマチ性疾患を専門的に診療
膠原病・リウマチ内科 関節だけでなく、全身に症状が現れる膠原病やリウマチ性疾患を診療
整形外科 関節の診察や画像検査などを行い、関節リウマチの診断・治療にも対応。

 

関節リウマチの診療は、整形外科と内科のどちらか一方しかできないわけではありません。

関節リウマチは、免疫の異常によって関節に炎症が起こる病気です。

そのため、関節の状態を詳しく確認するとともに、血液検査などを組み合わせて全身の状態を評価し、関節リウマチと診断された際には継続的な治療を行う必要があります。

整形外科とリウマチ内科はどう違う?

整形外科とリウマチ内科には、それぞれ得意とする診療領域があります。

整形外科は、骨・関節・筋肉・腱などの「運動器」を専門とする診療科です。

関節の痛みや腫れを診察し、レントゲンや関節エコーなどを用いて関節の状態を確認します。また、必要に応じてリハビリテーションや手術などにも対応します。

一方、膠原病・リウマチ内科では、関節リウマチをはじめ、全身性エリテマトーデス(SLE)など、免疫の異常によって全身に症状が現れる病気を専門的に診療します。

ただし、「整形外科と内科のどちらが関節リウマチの診療に優れている」ということではありません。

リウマチ専門医は整形外科にも内科にも在籍しています。受診先を選ぶ際には、診療科の名称だけでなく、関節リウマチを専門的に診療している医師がいるかを確認しましょう。

なぜリウマチを専門的に診療している医療機関がいい?

関節リウマチは、血液検査を一度受ければ簡単に診断できる病気ではありません。

血液検査では、リウマトイド因子(RF)や抗CCP抗体などを調べますが、これらが陰性でも関節リウマチの場合があります。反対に、陽性であっても関節リウマチではないケースがあります。

そのため、診断には血液検査だけでなく、下記のような項目を総合的に確認する必要があります。

総合的に確認するべき項目

・どの関節に痛みや腫れがあるか

・関節に炎症が起きているか

・症状がどのくらい続いているか

・関節リウマチ以外の病気ではないか

また、初期の関節リウマチでは、レントゲン検査で骨の変化がまだ確認できないこともあります。

そのような場合、関節エコー(超音波検査)を用いることで、診察だけでは分かりにくい関節内部の滑膜炎や血流の変化を確認できることがあります。

さらに、関節の痛みや腫れは、変形性関節症や腱鞘炎、痛風、ほかの膠原病などでも現れます。

「関節リウマチかどうか」だけでなく、似た症状を起こすほかの病気との違いを見極めるためにも、リウマチを専門的に診療している医療機関を受診することが大切です。

関節リウマチと診断された後は、抗リウマチ薬や生物学的製剤、JAK阻害薬などを使用しながら長期的に病気の活動性を管理します。

近くにリウマチ専門の医療機関がない場合

近くにリウマチ科やリウマチ専門医のいる医療機関が見つからない場合は、まずかかりつけ医や整形外科、内科へ相談しても構いません。

診察の結果、関節リウマチなどが疑われる場合には、専門的な診療ができる医療機関を紹介してもらえることがあります。

「どこを受診すればいいか分からない」と迷ったまま長期間症状を放置するのではなく、まず医療機関へ相談しましょう。

こんな症状があれば関節リウマチを疑って受診を

関節リウマチでは、手指や手首などの関節を中心に、痛みや腫れ、こわばりなどが現れることがあります。

特に、次のような症状が続いている場合は一度医療機関へ相談しましょう。

気になる症状 特徴
朝のこわばり 起床後に手指などを動かしにくく感じる
手指・手首の痛み 指の付け根や第2関節、手首などが痛む
関節の腫れ 関節が腫れたり、熱を持ったりする
複数の関節の痛み 一つだけでなく複数の関節が痛む
足の指の付け根の痛み 歩いたときなどに足趾の付け根が痛む
全身症状 微熱、疲れやすさ、食欲低下、だるさなどを伴うことがある

 

関節リウマチは早めの受診が大切

手を抑える女性

関節リウマチでは、関節を包む「滑膜(かつまく)」に炎症が起こり、その状態が続くと軟骨や骨が傷つき、関節の変形や動かしにくさにつながることがあります。

一度大きく損傷した関節を元の状態に戻すことは難しいため、関節破壊が進む前に病気を見つけ、治療を始めることが大切です。

現在は、早い段階から適切な治療を行うことで、関節の炎症を抑え、病気の進行を防ぐことが期待できます。

そのため、「まだ我慢できるから」「もう少し様子を見よう」と長期間放置せず、朝のこわばりや関節の腫れ、原因の分からない関節痛などが続く場合は、早めにリウマチを専門的に診療している医療機関へ相談しましょう。

「関節リウマチかも」と感じたら早めにご相談ください

関節リウマチが疑われる場合は、リウマチ科や膠原病・リウマチ内科、リウマチ診療に対応している整形外科などへ相談しましょう。

重要なのは「整形外科か内科か」という診療科の名称だけではなく、関節リウマチについて専門的な診療を受けられるかどうかです。

さいとう整形外科リウマチ科日進分院では、日本リウマチ学会認定リウマチ専門医・指導医が、関節の痛みや腫れ、こわばりなどを診察しています。

問診や視診・触診に加えて、血液検査や関節エコーなどを組み合わせながら、関節リウマチだけでなく、似た症状を起こす病気との違いも確認します。

朝の手指のこわばりや関節の腫れ、原因の分からない関節痛などが続いている場合は、早めにご相談ください。

リウマチ・膠原病科について

執筆者

経歴

コンテンツ監修

さいとう整形外科リウマチ科 院長

斎藤究

さいとう整形外科リウマチ科 院長 斉藤究

日本整形外科学会専門医・日本リウマチ学会専門医・日本整形外科超音波学会会員

経歴

1999年

国立浜松医科大学卒 国立国際医療センター 内科研修医

2001年

東京災害医療センター 救命救急レジデント

2002年

刈谷総合病院 整形外科

2006年

名古屋医療センター 整形外科リウマチ科 /
名古屋医療センター 卒後教育研修センター指導医

2010年

Los Angeles Veterans Affairs hospital留学

2011年

さいとう整形外科リウマチ科を平和が丘に開院

主な著書

「あなたも名医! 運動器エコー 痛みの臨床」など6著書(共著含む)